研修担当者様へ!新入社員研修で伝えるべき重要ポイント3選!

苦労して採用をしたのに・・・「新入社員がすぐに辞めてしまう」そんなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
新入社員が会社を辞めてしまう理由は様々ですが、特に接客業で多いのは
「休みが少ない」「勤務時間が長い」「思っていた内容の業務と違う」です。

まずは、新入社員と会社と意識の相違をなくす

採用担当の方はよく「面接の時に伝えています」「理解してもらっているはずです」と仰います。
私も採用担当をしていた経験があるのでその気持ちは良く分かります。
面接で伝えたのになんで?って思いますよね。

伝えたつもりでいても、それは単に採用側の目線で「伝えた」だけで、会社と新入社員との間で意識や認識の相違が生まれてしまっている可能性があります。この「伝えた」が盲点です。

現場のリアルな状況を配属されてから店長から聞く、先輩から聞いたとなると、新入社員のモチベーションは一気に下がり、やる気低下につながってしまいます。そうなれば、早い段階で「辞めたい」となるわけです。

そうならないためにも、入社して初めて受ける研修や懇談の中でもう一度意識の統一を図ることが必要です。
確認すべき、伝えるべき内容は
「業務内容」「勤務体制」「社会人としての心構え」は研修で必ず押さえておきたいポイントです。

1.業務内容を詳しく伝える

できれば、新入社員が踏むステップごとに細かく伝えてあげると良いです。

自分がやりたい仕事が入社してすぐにできると思っている新入社員は少なくありません。
そのギャップを、まずは話して理解してもらいましょう。

入社後すぐに行う業務、半年後、一年後など段階別に詳しく、ご自身の体験談なども交えて話してあげると業務へのイメージが沸きやすく、目標設定もしやすくなるでしょう。
体験談にまさるリアルな現場の声はないです。自身の話が難しければ、周りから聞いたことやこれまでの人生の経験談を伝えてあげると説得力が増すでしょう。

2.勤務体制・勤務時間・休みの取得方法や時期を明確に伝える


接客業では、「周りが休んでいるときが稼ぎどき」なんてことは良くある話です。
つまり、土日祝日、長期連休など、カレンダーで休みとなっている日にちは大抵仕事です。
繁忙期には夜遅くまで商品の品出しや発注、VMDの入れ替えなど行い、残業が続く日もあるでしょう。

接客業だかた当たり前でしょ!って思っていませんか?
その当たり前が、当たり前と認識されていないまま入社を迎え、こんな夜遅くまで働く日が続くなんて、体力の限界です、聞いてませんという事態になってしまう可能性が・・・。

それらを防ぐためにも、部署ごと、店舗ごとのシフトや勤務体系を今一度伝えて納得してもらったうえで新入社員を現場に配属する。そうすれば、お互いが安心できるでしょう。

店舗によってシフトが異なる場合もあるので、現場の体制を良く確認してから伝えてあげましょう。
現場とコミュニケーションを良くとり、正確な情報を伝えてあげることが何よりも重要です。
現場の状況を知らない人が指導や研修を行っても説得力がありません

そして、問題が大きくなりやすのは「休みの取得」についてです。

私がマネージャーをしていた時も何度も経験をしました。
「土日に休みが欲しい」「GWに連休がほしい」などのスタッフからの要望です。これはスタッフの不満が大きくなる問題の一つだと認識しています。
この問題を100%無くすのは至難の業だと思いますが、不満を小さくすることはできると思っています。
有給の取得方法、休みの日数など入社した段階でもう一度意識の統一を図ります。そして、会社からのお願いばかりではなく、スタッフの希望も聞けるような場面も作ってあげられると良いかもしれません。

私の職場では、土日休みは月に1回希望を出せる(※しかし、出勤人数は決まっているので、その人数は確保するのが条件。休み希望が重なった場合は、当事者同士で話し合いで決めるなど、決まりを作りました)など、スタッフの希望も会社として引き受けることができますよという仕組みを作りました。

結果、休みへの不満は何もなかった時に比べると90%はなくなりました。

社会人としての心構えは徹底的に

学生から社会人への意識の切り替えを研修を通じて徹底的行いましょう。

個人ですでにできている方もいますが、そうでない人、学生気分のまま社会人になっている新入社員が多くいます。例えば、時間ギリギリに出社、寝ぐせがついている、平気で遅刻してくる、連絡がないなどは良く聞きます。
社会人と学生の違い、社会人になるということは、会社の看板を背負う給料が支払われているなど、新入社員からすればこれまでには経験したことのない場面に遭遇します。
では、どうするべきなのか、会社の規則やルールに沿って丁寧に伝えてあげてください。

ひと昔前は、先輩の姿を見て覚えろ、技術を盗めーなんてこともあったと聞きます。
それももちろん自主的に学ぶ姿勢を養うという点では必要だと思います。しかし、時代の移りかわりに合わせて、指導や教育方法も変えていく必要があると思います。
まずは、入社したフレッシュ段階で、しっかりと気持ちの入れ替えを上司や先輩から伝えてあげましょう。そのためにも新入社員研修は重要な位置づけであると考えます。

意識面と合わせて大事なのが、ビジネスにおけるマナーです。電話応対マナー、訪問マナー、名刺交換の仕方など、社会人として必要最低限のマナーをしっかりと習得させましょう。

マナーができていないと会社同士の信頼関係がうまく築けないばかりか、社内での関係性作りにも大きく影響してきます。
オンラインでのマナーもコロナの影響で新たにできてきました。こういった時代の流れに合わせて新たにマナーも生まれていくため、常にアンテナを張ってマナーを習得していく必要がります。
新入社員に胸を張って伝えられるよう、ビジネスマナーは身につけていたいもんですね。



さて、いかがでしたでしょうか。
「業務内容」「勤務体制」「社会人としての心構え」は最低限入社時に伝えておきたいのですね。

伝える時は、リアルな声をぜひ伝えてあげてくださいね。そうすることで話の内容の説得力は間違いなく増すはずです。
是非意識してみてください。

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